優勝者はパリで行われるワールドファイナルへクオリファイ!
2020年1月4日(土)神奈川県・川崎クラブチッタにて、ストリートダンスの世界大会として有名な“JUSTE DEBOUT”の日本予選である、JUSTE DEBOUT TOKYO 2020が行われた。POPPING、HIPHOP、LOCKING、HOUSEの4ジャンルでのバトルが行われ、それぞれの優勝者は今年3月にパリで行われる“JUSTE DEBOUT 2020 WORLD FINAL”への予選無しのエントリー権と主催側による渡航サポートが受けられる。
今大会も各ジャンル、実績十分のベテランから下克上を狙う若手まで、多くのダンサーが参加し、パリ本戦への切符をかけて戦った。HOUSEは、ベスト8で昨年の優勝者KENTAを破り、決勝では強豪PinO&HEROに競り勝った、KENSHU&KEINの若手チームが優勝を果たした。
LOCKINGの決勝では、この日一番の盛り上がりを見せたバトルとなり、予選からオリジナル性のあるダンスで会場を沸かせ続けたむぎちょこが、2年連続で決勝に駒を進めたena&KARINを下し、感動的な優勝を手にした。むぎちょこのメンバーKON THE FUNKは、ジャッジの手が挙がり優勝が決まった瞬間、泣き崩れるシーンもあった。バトルだけでなく、普段からチームメイトとして過ごす信頼ある仲間と勝ち取った、嬉しい優勝となった。
HIPHOPでは過去何度もこの東京大会に出場し、パリ本戦を目指していたKENTO&SEIYA、POPPINGも同じく毎年この予選に挑み続けているJenes+Yuta.が見事優勝。決勝トーナメントでは、各ジャンルそれぞれで新たなドラマが生まれた。これまでにチャレンジを続けていた若手が、実績のあるベテランを破る結果となったバトル。自らのスタイルを貫いたムーブでの優勝。2年連続での決勝進出を果たしたチームの勝利、敗退などなど。
今回も白熱したバトルが多く繰り広げられたJUSTE DEBOUT TOKYO。LES TWINS(FRANCE)やSLIM BOOGIE(U.S.A)といった、超豪華ジャッジ陣によるジャッジデモも行われるなど、最後まで熱気が冷めないまま幕を閉じた。来年はここ東京からどんなドラマが生まれるのか?楽しみである。そして何より、フランスの切符を掴んだ日本代表メンバーの活躍に期待したい!
JUSTE DEBOUT TOKYO 2020 Result
※各ジャンルの優勝者
HOUSE: KENSHU&KEIN
LOCKING: むぎちょこ
HIPHOP: KENTO&SEIYA
POPPING: Jenes+Yuta
JUSTE DEBOUT TOKYO 2020 オーガナイザー HIRO コメント
今大会を終えて
「今回は新しい世代の活躍や、世代の入れ替わりが見えた大会でした。上の世代、下の世代、それぞれがこの大会にかける想いがあり、今日のバトルは多くのドラマが生まれて、単純にとても面白かったです。そんなドラマが生まれるこの大会や、ストリートダンスシーンを、様々な人に知って貰いたいと、引き続き思います。」
本戦へ出場するメンバーについて
「今年フランス行きを決めたメンバーはフレッシュですね。本戦は東京大会とは環境が違い、会場も大きくなるので、プレッシャーを感じることもあると思いますが、のびのび踊って欲しいです。ただ、まずは行くことが経験、本戦出場を決めたことが第一歩だと思って頑張って欲しいと思います。」
THE MOMENTS of 『JUSTE DEBOUT TOKYO 2020』
概要
JUSTE DEBOUT TOKYO 2020
・DATE:2020/1/4(SAT)
OPEN:11:00 / START 11:30 / (REGISTRATION START FROM 9:30)
・VENUE:CLUBCITTA’KAWASAKI
・JUDGES:
HIPHOP: LES TWINS(FRANCE) / HOUSE: SEKOU(U.S.A) /
POPPING: SLIM BOOGIE(U.S.A) / LOCKING: LOIC(FRANCE)
・DJs:
HIPHOP: STEW(FRANCE) / HOUSE: Suthoom / POPPING: BATSU / LOCKING: MARSKI
・MC: MC USK
・CATEGORIES(募集ジャンル):
HIPHOP / POPPING / LOCKING / HOUSE
・WINNER PRIZE(優勝商品):
3月1日にパリで行われるJUSTE DEBOUT 2020 WORLD FINALへの予選無しの出場権と、主催側による渡航サポート(全額)が受けられます。
Text&Interview:Shin Akiyama