2019年3月2、3日の、2日間にわたって、千葉県印西市・松山下公園総合体育館で「スポーツクライミング第32回リードジャパンカップ」が開催する。
1月に開催した「スポーツクライミング第14回ボルダリングジャパンカップ」、2月に開催した「スポーツクライミング第1回スピードジャパンカップ」に引き続き、今回はリード日本一の座を争って競技が行われる。
リード種目は、選手の年齢層が若いスポーツクライミングの中でも、より若い選手の台頭が目立っており、激しい優勝争いが予想されている。優勝候補の注目選手を男女ともにピックアップした。
有力選手のみならず若手の台頭も目覚ましいリード
男子ではボルダリングでも活躍する楢崎智亜(TEAM au)、楢崎明智(TEAM au)の兄弟や藤井快(TEAM au)らが筆頭。楢崎智亜は「IFSC クライミング・ワールドカップ 廈門2017」で2位に輝き、楢崎明智は「IFSC世界ユース選手権モスクワ2018」で優勝を果たしている。藤井も「IFSC-ACCクライミング アジア選手権倉吉2018」で優勝を果たしており、世界で戦う実力者が揃う。
「第30回リードジャパンカップ」優勝の是永敬一郎(埼玉県山岳連盟)や「第29回リードジャパンカップ」優勝の樋口純裕(佐賀県山岳連盟)、「ワールドゲームズ 2017」リードで是永に続き2位を獲得している波田悠貴(埼玉県山岳連盟)らリードを主戦場に活躍する選手も続く。
若手では、前大会の「第31回リードジャパンカップ」優勝の本間大晴(日本大学)や田中修太(新潟県立直江津中等教育学校)、西田秀聖(私立天理高等学校)、抜井亮瑛(香芝市立香芝北中学校)らの活躍にも注目が集まる。
女子では「日本選手権リード競技大会2017」優勝の野口啓代(TEAM au)、「全日本クライミングユース選手権リード競技大会2016」優勝の野中生萌(XFLAG)、「日本ユース選手権リード競技大会2018」優勝の伊藤ふたば(TEAM au)、「第30回リードジャパンカップ」優勝の森秋彩(つくば市立手代木中学校)が優勝候補と言えるだろう。「アジアユース選手権2018」リード優勝の高田こころ(早稲田大学)や「アジアユース選手権2018」リード優勝の平野夏海(私立国士舘高等学校)、「IFSC 世界ユース選手権モスクワ2018」リード優勝の谷井菜月(橿原市立光陽中学校)にも今大会での活躍の期待が高まる。
現在、様々な競技で活躍し知名度のある選手以外にも、優勝する実力を持った選手は数多く存在する。今回の「リードジャパンカップ」で優勝するのは一体誰になるのか。戦いの火蓋は今週末、いよいよ切って落とされようとしている。
リードジャパンカップとは
「スポーツクライミング第32回リードジャパンカップ」はリード種目日本一を決める大会。歴史は古く今回で32回目の開催となり、歴代優勝者には、平山ユージや安間佐千、小田桃花が名を連ねている。
2017年に行われた「第31回スポーツクライミングリードジャパンカップ」では男子は本間大晴、女子は森秋彩が優勝している。
リードとは
リードとはスポーツクライミングの一種目。高さ15メートル以上の壁を安全のためのロープをクイックドローと呼ばれる器具に引っ掛けながら登り、6分の制限時間内に到達できた高度を競う。
開催概要
名称:スポーツクライミング第32回リードジャパンカップ
主催:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)
後援:スポーツ庁(申請中)、公益財団法人 日本スポーツ協会、公益財団法人 日本オリンピック委員会、印西市
主管:千葉県山岳連盟
協力:公益社団法人東京都山岳連盟、埼玉県山岳連盟
協賛:KDDI株式会社、三井不動産株式会社、住友商事株式会社、オリエンタルバイオ株式会社、日本航空株式会社、久光製薬株式会社、牛乳石鹼共進社株式会社、キョーリン製薬ホールディングス株式会社、八海醸造株式会社、日新火災海上保険株式会社、ニチハ株式会社
期日:2019年3月2日(土)〜 3日(日)
会場:印西市 松山下公園総合体育館