越谷レイクタウンに世界で活躍する日本人スケーター、そして今注目の若手BMXライダーが集まりショッピングモールのど真ん中で迫力のパフォーマンスを披露した!
2019年6月30日(日) 埼玉 越谷レイクタウンにて、スケートボード&BMX スペシャルパフォーマンスショー powered by YBPが行われ、ムラサキスポーツの契約選手であり日本を代表する世界的スケーター堀米 雄斗(ほりごめ ゆうと)、日本人初の世界女王 西村 碧莉(にしむら あおり)や強化指定選手の池田 大亮(いけだ だいすけ)、先日のDEWTOURで日本人最高成績をおさめた白井 空良(しらい そら) がスケートのデモショーに参加した。また、BMXでは次世代の注目ライダー高橋あきら(たかはし あきら)と光岡ソオ(みつおか そお)、高校生ながらBMX歴は12年、ユースオリンピックで銅メダルも獲得している大霜 優馬(おおしも ゆうま)、フリースタイルマウンテンバイクを牽引するライダー永井秀夫(ながい ひでお)が駆け付けた。
この日の注目は何と言っても日本人スケーターのビックネームのコラボレーション。参加した全員が20歳以下でありながら世界を代表するコンテストやコンペティションで実績があり、カリフォルニアを拠点としている堀米を始め、他の3人も海外の転戦が続くメンバーでもある為、日本でこの4人がそろったデモを観られる機会はかなりレアである。怪我の影響で演技は出来なかったがイベント序盤に西村がステージの真ん中に出てMCの質問や会場からの質問に答えるシーンも見受けられた。
スケートボードのパフォーマンスは午前と午後で2回行われ、セクションを使ったトリックやフラットトリックといわれる平地での技などをMCの解説に合わせて披露した。会場真ん中に設置されたバンクtoバンクやキッカーではジャンプや回転を組み合わせた迫力のある技、会場奥に設置されていたレールセクションでは堀米、池田を中心に高度なスキルが入った技を次々とメイクし会場を沸かせた。やはり日本を代表するスケーターが出演するということだけあって、昨年同じ会場で行われた第一回イベントよりもはるかに多くのオーディエンスが集まり、スケーターのデモに注目が集まった。
BMXも同じく2回に分けてショーが行われ、ショッピングモールの中心にセットされた巨大セクションでの演技を行った。スケートボードに比べてキッカーの大きさ、ジャンプの飛距離など技一つ一つがダイナミックである為、一般のお客さんでもより分かりやすくそして楽しめるパフォーマンスショーである。ショッピングモールの直線廊下を全速力で走りキッカーに入るという、BMXライダーにとってはかなり珍しい環境でのパフォーマンスであるが、第1回から続けての参加となる永井や高橋はすでにこの環境でのコツを掴み、今回も自らのスタイルやスキルを織り交ぜながらライディングデモ披露していたように見えた。
またこの日は、ムラサキスポーツが全国的に行っている体験イベントのファーストチャレンジが同時開催され、デモショーに出演した選手たちが子供たちにスケートボードやBMXをレクチャーする企画も行われた。東京2020の前年となりBMXやスケートボードに関する注目はより一層高まる中、選手のパフォーマンスを観ることが出来るイベントも多数開催される予定だ。今後も日本の若手スケーター、BMXライダーに要注目である。
出場選手コメント
堀米 雄斗
「日本でやるのは久々のデモとなるので、正直こんなに人が集まってくれると思っていなくて…、本当にたくさんの人に来てもらえて嬉しいです。
最近は海外のコンテストや試合が続いていますが、どんな時でも“いつも通り”を意識して、とにかくがむしゃらに練習して、がむしゃらにスケボーするという気持ちを大事にしています。そして、昨年勝つことが出来たストリートリーグは僕にとって今でも憧れのコンテストです、なのでその気持ちを忘れずにいつでもベストの滑りが出来るように心がけています。
東京オリンピック2020については、4年に1度の大きなイベントが東京であり、日本代表としてのチャンスもあるので、出場できるように頑張りたいです。次目標としていることは何個もありますが、コンテストはストリートリーグが次回ロスアンゼルスで行われます、なのでそこで勝つことです。加えてもちろんストリートの方も頑張っていきたいです!」
西村 碧莉
「今日、自分は怪我のためパフォーマンスは出来ませんでしたが、たくさんの人にこうやって集まってもらい、スケートボードを見て貰えてうれしいです。最近は日本のガールズスケーターの活躍がとても多見受けられます、なので自分も負けないように頑張りたいです。オリンピックまではまだ時間があるので、もちろん意識はしますが、まずは目の前のストリートリーグやXGAMESで結果を残せるように頑張ります。」
池田 大亮
「去年のショーよりも人が多くて緊張しました、ゆうと(堀米 雄斗)も緊張する!と言っていましたね(笑)、自分は足を怪我していたので本来の自分の滑りを見せられなかったのが悔しいです。怪我をして手術をした直後はスケートボードが出来なかったので、ひたすら友達におすすめを聞いてネットフリックスを見ていました(笑)。まずは膝のけがを治して、それから技の完成度をもとの状態に戻して大会で上位を狙っていきたいです。次回のメキシコで行われる大会からはおそらく完治して出場できるので、ひとまずそこを目指して頑張ります。」
白井 空良
「今日は人もたくさん来てくれてその中でパフォーマンス出来て良かったです。海外の転戦が多い中で最近意識していること、練習などで気を付けていることなどは無くこれまで通りですが、海外のスケーターはとにかくみんなヤバいので、負けないように練習するのみです。頑張ります!」
光岡ソオ
「オーディエンスが多くて緊張しましたが、1発目飛んだ後にお客さんの感じをみて気持ちが上がりました!そしてお客さんの雰囲気を見ながらいつもと違う技にもチャレンジしました。最近は大会などでも技の完成度を意識しています、あと本番はとにかくリラックスして演技することです。東京2020は年齢的に難しい部分がありますが、その次のオリンピックでは日本代表を狙っていきたいです。今の目標としては世界大会のシーズン戦で勝つことです。」
高橋あきら
「最近はジャンパーズが続いているので比較的慣れている中パフォーマンス出来ました。前よりお客さんが多くていい感じでした!最近は勝ち負けというより、やろうと思っていた技がメイクできたか?とかその技を出しながら楽しむ、ということを意識しています。今は全日本の強化指定選手に選ばれることが目標です!」
永井秀夫
「前回のイベントは土曜日、今回は日曜日なので人が多かったですね、緊張しました。いつも買い物に来る場所なので、ショッピングモールで演技するというのが、なんだかいけないことをやっている気がして純粋に楽しかったです(笑)。マウンテンバイクはオリンピック競技にはないですが、BMXと一緒にこうやって見て貰える機会が増えてきているので、フリースタイルマウンテンバイクについてもこういった機会を増やしていきたいです。今日出ているソウや高橋あきら、今日は大会で出られませんでしたが中村輪夢など、若い子たちがどんどん活躍しているので、あと3年は彼らに負けないように頑張ります!」
大霜 優馬
「一緒に走った仲間たちは普段から仲良く、その雰囲気のまま演技ができたので良かったです。お客さんに演技を見せながらもライダー同士で、技をメイクした後にはお互いヤバいね!とかハイタッチしたりと、楽しめました。最近は大会からは一線を外れていて、カルチャーとしてのBMXを追及したり、楽しむということをしています。なので乗るときはひたすら楽しむ、楽しむことによってこれまで気がつかなかったことに気がつけて、新たな技が出来るようになったりもしました。今は大会で1位になる!というような目標はないので、映像など自分を表現できる機会を増やすことと、その中で優馬のライディングがかっこいい!好き!と言ってもらえるように頑張ります。」
文・インタビュー:秋山 真
The Moment of スケートボード&BMX スペシャルパフォーマンスショー powered by YBP
開催概要
▼パフォーマンスショー
■名 称 スケートボード&BMX スペシャルパフォーマンスショー powered by YBP
■開催日時 2019 年 6 月 30 日(日) ショー スケートボード 11:00~、15:00~(各 20 分) BMX 13:00~、16:45~(各 30 分)
体験会 スケートボード 11:20~、15:20~(各 45 分) BMX 13:30~、17:15~(各 45 分)
■開催場所 イオンレイクタウン kaze1F 光の広場 〒343-0828 埼玉県越谷市レイクタウン 4 丁目 2 番地 2 JR 武蔵野線越谷レイクタウン駅直結
■主 催 株式会社ムラサキスポーツ
■協 力 一般社団法人 YBP PROJECT イオンレイクタウン
■一般お問い合せ 株式会社ムラサキスポーツ イオンレイクタウン店 TEL:048-990-1351
■公式 HP
▼全国ファーストチャレンジ
■名 称 MURASAKI SPORTS FIRST CHALLENGE
■開催日程 2019 年 5 月 11 日(土)より開催中
■開催場所 全国のムラサキスポーツ
■主 催 株式会社ムラサキスポーツ
■お問い合せ 全国のムラサキスポーツ各店舗
■公式 HP
▼関連リンク
ムラサキスポーツオフィシャルサイト