世界トップクラスのアーバンスポーツ選手が一堂に会し、各国都市を回りながら競い合う都市型スポーツの祭典「FISE WORLD SERIES HIROSHIMA 2019」のDAY 2(4月20日(土))の結果を速報。

大会2日目となる今日(4月20日(土))は、ボルダリング(男子)パルクールスピードラン(男子)パルクールフリースタイル(女子)スケートボード・ストリート(男子)の4つの競技種目の決勝が行われた。

また、BMXフリースタイル・パーク(男子)、アグレッシブインライン(男子)、BMXフリースタイル・パーク(女子)、BMXフリースタイル・フラットランド(男子)、ボルダリング(女子)については準決勝が行われ、明日の決勝へ駒を進める選手が決定した。

決勝を終えた3つの競技種目の優勝者のコメントが以下。

ボルダリング(男子)

優勝:土肥圭太 / photo by Tabasa
2位:井上祐二 / photo by Tabasa
渡部桂太 / photo by Tabasa
ボルダリング(男子)表彰台の3選手 / photo by Tabasa

ボルダリング(男子)決勝リザルト

優勝:土肥圭太
2位:井上祐二
3位:渡部桂太
4位:天笠颯太
5位:田中修太
6位:OZUN Clement

優勝:土肥圭太 / photo by Tabasa

土肥圭太/勝利者コメント

FISE広島には、昨年も出場させてもらいましたが、その時は3位でした。もちろん嬉しかったのですが、自分の中では悔しい成績でもあったので、今回は優勝することができて本当に嬉しいです。予選から決勝の最終課題まで、ずっと井上選手に負けていたので、最後の最後で逆転できたというのは自分にとっても良い経験になりました。今回は、競技中ずっと暑かったので、体力が必要なムーブは大変だったと思います。

パルクールスピードラン(男子)決勝

優勝:CHRIS HARMAT / photo by Kazuki Takano
2位:DIMITRIOS KYRSANIDES / photo by Kazuki Takano
3位:KEVIN ALSEMGEEST / photo by Kazuki Takano
パルクール・スピードラン表彰台の3選手 / photo by Kazuki Takano

パルクールスピードラン(男子)決勝 リザルト

優勝:CHRIS HARMAT
2位:DIMITRIOS KYRSANIDES
3位:KEVIN ALSEMGEEST
4位:MARTIN CHROMECEK
5位:EVGENII AROIAN
6位:JEREMY LORSIGNOL
7位:木本登史

パルクールフリースタイル(女子)決勝

優勝:ALEKSANDRA SHEVCHENKO / photo by Kazuki Takano
2位:泉ひかり / photo by Kazuki Takanoa
2位:泉ひかり / photo by Kazuki Takano
パルクール・フリースタイル表彰台の3選手 / photo by Kazuki Takanoa

パルクールフリースタイル(女子)決勝 リザルト

優勝 ALEKSANDRA SHEVCHENKO
2位 泉ひかり
3位 NEVILLE SASKIA
4位 STEFANNY NAVARRO
5位 JAVIERA INZUNZA
6位 KARLA CASTELLANO GONZALEZ

2位:泉ひかり / photo by Kazuki Takano

泉ひかり/コメント

じつは最後のランで結構なミスをしてしまったのですが、最後までランを楽しめたので良かったと思います。見ている人に楽しんでもらいたいという気持ちもあったので、ミスをしても途中で止まらずに、そのまま別の動きにつなげてランし続けました。自分のミスが点数にどれだけ影響を及ぼしているのか全然わからなかったのですが、なんとか2位に食い込めて良かったと思います。でも、もし自分の最初にやろうと思っていたランができていたら、もしかするともっと点数が出ていて優勝狙えていたかもと思うと、少し悔しくもありますけど、この悔しさを次の大会に生かしたいと思います。

スケートボード・ストリート(男子)決勝

優勝:佐川涼 / photo by Tabasa
2位:池 慧野巨 / photo by Tabasa
3位:青木勇貴斗 / photo by Tabasa
スケードボード・ストリート(男子)表彰台の3選手 / photo by Tabasa

スケートボード・ストリート(男子)決勝 リザルト

優勝:佐川涼
2位:池 慧野巨
3位:青木勇貴斗
4位:池田大亮
5位:KE’CHAUD JOHNSON
6位:吉川楓

優勝:佐川涼 / photo by Tabasa

佐川涼/勝利者コメント

もうびっくりですね! 周りが本当にうますぎて、もうどうしようかなっていうぐらいみなさんうまくて。だから、あまり周りを気にして攻めるよりも、自分のできることやろうと決めて。自分ができることをやったら結果的に優勝できました。ありがとうございます! 最近練習してきた技が大会の本番でも決められたのが良かったのだと思います。AJSAなど日本の大会でオーディエンスというのは少ないのですが、FISE広島はオーディエンスが多くてすごく盛り上がっていたのでやりがいがありました。

DAY 2(4月20日(土))に決勝が行われた競技種目では、特に日本人アスリートの活躍が目立った。

ボルダリング(男子)では土肥圭太選手、井上祐二選手、渡部桂太選手の日本人トリオが表彰台を独占。パルクール・フリースタイル(女子)では、泉ひかり選手がシルバーメダルを獲得。スケードボード・ストリートでは佐川涼選手が優勝という快挙を達成した。

最終日となる明日(4月21日(日))は、多くの競技種目の決勝戦が行われる。明日も日本人選手の活躍に期待したい!

「FISE WORLD SERIES」とは

BMX、スケートボード、ボルダリング、3×3 バスケットボール、ブレイクダンスなど、25種目を超えるアーバン・スポーツが一同に揃い、アマチュアやプロフェッショナルの男女アスリートが速さや高さなどを競い合う、国際的な都市型スポーツのフェスティバル。1997年フランス南部モンペリエで誕生した本大会は、年月を重ねるごとに国際的にも高い評価を得て、現在では世界最高峰のアーバン・スポーツ大会として確立されています。2017年には、ボルタリングとパルクールが新たな種目として加わり、2018年にフランス・モンペリエで開催された「FISE World Series 2018」では、初日が雨天中止にも関わらず、5日間の期間中に50万人以上を動員するなど、大きな注目を集めています。

文・佐藤商店 インタビュー・秋山真

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