2019年6月7日 、 8日の2日間、アメリカ・ベイルにて「IFSCクライミング・ワールドカップ ボルダリング」最終戦である「IFSC クライミング・ワールドカップ (B) ベイル 2019」が行われ、楢崎智亜(TEAM au)が2位となり、2016年以来となる自身2度目の年間王者に輝いた。
最終戦を迎えた時点での楢崎智亜の年間ポイントは260で2位、首位ONDRA Adam(CZE)の284ポイントを逆転するには楢崎智亜が2位以上、ONDRA Adamが4位以下になることが必要とされていたが、今回の大会で楢崎智亜は見事2位を獲得。340ポイントとなり、5位となったONDRA Adamのポイントが335。5ポイント差で楢崎智亜が逆転、年間王者となった。
緒方が初優勝
男性では緒方良行(神奈川大学)が初優勝を飾り、年間ランキング3位となった。藤井快(TEAM au)は惜しくも9位となったが、年間では5位に入っている。
女子では野口啓代(TEAM au)が2位入賞し、年間2位に。伊藤ふたば(TEAM au)は12 位となったが、年間4位の成績でシーズンを終えた。
シーズンを通して各選手の活躍もあり、国別年間ランキングでは日本が今シーズンも1位を獲得。連続1位の記録を6年に更新した。
ボルダリング決勝成績および日本人成績
(上位6位まで決勝進出、上位20位まで準決勝進出)
男子
1位:緒方 良行(神奈川大学)
2位:楢﨑 智亜(TEAM au)
3位:CHON Jongwon(KOR)
4位:HOJER Jan(GER)
5位:ONDRA Adam(CZE)
6位:MCCOLL Sean(CAN)
―――――――――――――――――――――――――――――――
7位:石松 大晟(Base Camp)
9位:藤井 快(TEAM au)
10位:楢﨑 明智(TEAM au)
11位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
12位:原田 海(日新火災)
15位:川又 玲瑛(栃木県立宇都宮南高等学校)
16位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
27位:杉本 怜(マイナビ)
女子
1位:GARNBRET Janja(SLO)
2位:野口啓代(TEAM au)
3位:GIBERT Fanny(FRA)
4位:野中生萌(XFLAG)
5位:DOUADY Luce(FRA)
6位:中村真緒(青山学院大学)
―――――――――――――――――――――――――――――――
12位:伊藤ふたば(TEAM au)
20位:谷井菜月(橿原学院高等学校)
31位:倉菜々子(ウィルスタッフ)
33位:小武芽生(エスエスケイフーズ)
大会概要
大会名:IFSC クライミング・ワールドカップ(B)ベイル 2019
開催日:2019年6月7日 〜 8日
開催地:ベイル(アメリカ合衆国)
種目:ボルダリング
文・金子修平
■関連リンク
日本山岳・スポーツクライミング協会
IFSC